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フェロモンセンサー 鋤鼻器

(香り選書 3)

フェロモンはいかにして受容されるか

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フェロモンセンサー 鋤鼻器
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鋤鼻器を中心に,フェロモンに関わる脳神経系の働きや,生命現象のおもしろさや動物行動の仕組みおよびその多様性について解説

著者 市川 眞澄
ジャンル 書籍 > 香り
電子書籍
カテゴリ > 嗅覚系
シリーズ 香り選書
出版年月日 2008/02/01
ISBN 9784894791329
判型・ページ数 B6・140ページ
定価 本体1,300円+税

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目次

1. 鋤鼻器由来 
2. 哺乳類のフェロモン 
3. 哺乳類のフェロモン行動 
4. 鋤鼻器のつくりと働き 
5. フェロモン受容 
6. フェロモン受容に関する神経系─鋤鼻系 
7. フェロモン受容に関わる神経系の多様性 
8. ヒトのフェロモンと鋤鼻器 
9. 鋤鼻研究会顛末記
10. おわりに

内容説明

一般に匂い物質は、鼻の中にある嗅覚器で受容されますが、フェロモン物質は特殊な感覚センサーと呼ばれる鋤鼻器(ジョビキ)で受容されます。 生物は、外界からの刺激を受け素早く反応し、生き延びていく能力を備えています。この刺激には、物理的(視覚・聴覚)と化学的(嗅覚・味覚)に分かれ、フェロモンは「生物の個体から放出され同種個体に特異的に反応を引き起こす化学物質」として鋤鼻器に作用します。1950年ドイツのブテナンにより50万匹のカイコから誘引物質「ボンビコール」が発見され、ノーベル賞を受賞したことはよく知られています。このほか、アリの道しるべフェロモン、キクイムシの集合フェロモン、ミツバチの警報フェロモンなどが知られています。 鋤鼻器は、1811年ヤコブソンにより発見されたことからヤコブソン器官とも呼ばれています。鼻腔中央の鋤骨に付着する鋤(スキ)に似た形状から鋤鼻と名付けられました。鋤鼻器はフェロモン物質を感知し、育児や生殖行動などで重要な役割を演じています。 本書では、多様なフェロモン情報が鋤鼻器でどのように受容され、脳内でどのように働くか、などのメカニズムについて鋤鼻器研究の第一人者である著者20年来の研究成果と苦労話やエピソードが詳述されています。鋤鼻器に関する書籍としてはわが国初の解説書です。