平安時代の薫香

香り文化の源流を王朝に求めて

平安時代の薫香

香り立つ王朝文化の深層を探り時代の感性とその実体を追い求める

著者 尾崎 左永子
ジャンル 書籍 > 香り
カテゴリ > お香・薫香
出版年月日 2013/11/16
ISBN 9784894792364
判型・ページ数 A5・268ページ
定価 2,860円(本体2,600円+税)

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目次

第一章 薫香の世界 
第二章 仏教渡来と薫香 
第三章 『源氏物語』の美意識と香り
第四章 『栄花物語』『和漢朗詠集』の薫り
第五章 『枕草子と香り』
第六章 『和名類聚抄』と薫香
第七章 薫香の渡来と継承

内容説明

『源氏物語』や『枕草子』など、すぐれた平安文学を透かして見えてくる独特の「王朝文化」。日本独自の様々な文化を育んだ、その熟成の様子は、文学のみならず、当時の「暮らしの文化」の実体を知るのに欠かせないものですが、中でも「香り文化」は最も捉え難く、伝え難いものです。本書では、その実体に少しでも近付こうと、その時代の香りに関する感性を掴むとともに、どのような原料がどのように計量され、各家の伝統を作り上げて行ったかを、可能な限り追い求めました。  日本香料協会の機関誌に10数年にわたり連載された探索の結果をふくめ、さらに研究を重ねた結実として、今ここにまとめられました。香道成立以前の薫香の実体とともに、当時の生活や人間史としての 一面も掘り起こされ興味深い一書となりました。香りの研究者はもちろん、一般の方にも大きな指標となることでしょう。  『源氏の薫り』『王朝文学のたのしみ』など、古典に詳しい著者ならではの薫香の種々相を的確に捉えた永年の労作、遂に完成。

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