aromatopia

aromatopia No.85

2007/11月号(vol.16/No.6)

【特集】植物の香りシリーズ(3) 乳香と没薬

aromatopia No.85
ジャンル 雑誌 > アロマトピア
出版年月日 2007/11/25
判型・ページ数 B5
定価 1,885円(本体1,714円+税)

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目次

【特集】植物の香りシリーズ(3) 乳香と没薬

植物の香りシーズ第3弾は、乳香と没薬を取り上げる。キリスト誕生のときに東方の賢者が黄金とともに捧げたと聖書に残る「乳香(英語名:フランキンセンスまたはオリバナム)と没薬(英語名:ミルラ)」。紀元前から交易物質として珍重され、その神秘的な香りは宗教儀式においても使用されてきた。没薬においては、ミイラ作りに用いられていたことでも名高い。古代の歴史を湛えるこれらの樹脂精油は、現代のアロマテラピーにおいても愛され、人気が高い精油である。本特集では、アロマテラピーの源流ともいえる乳香と没薬の歴史、精油成分の特徴や効能、そして最新の研究情報や日常で応用できる使用法などについて探っていく。

・香料に使用された芳香樹脂:乳香・没薬…ディエト マルティネ
・乳香と没薬:香調と性状・抽出法…三上杏平
・乳香と没薬の精油の主成分の特徴と効用…川口健夫
・ラットにおけるフランキンセンスのストレス軽減効果…岡野秀鑑
・歯科領域における乳香の歴史…千葉栄一
・中国伝統医学と西洋ハーブ療法における乳香と没薬の経口的使用法…早川明夫
・フランキンセンス、ミルラを使用したブレンドレシピ…福島麻紀子
・乳香や没薬を用いた香りの演出…吉武利文
・乳香と没薬を用いたクリスマスのクラフト作り…長谷川弘江
〈columu〉
・聖書の中の乳香と没薬:キリスト誕生における物語と宗教儀式…山崎フサ
・基礎的呼吸法とアロマテラピー:フランキンセンスとミルラを使って…亀岡みどり

☆aromatopia interview
・富田忠雄さんに聞く「我がラベンダー人生-ラベンダーを生かすために活かし続けていく」【後編】…編集部

☆World Report
・ブルガリアより オールド・ローズを尋ねてバラの谷へ【後編】…野崎 豊
・ギリシャ・イタリアより 西洋医学・薬学の源流を訪ねて【前編】(ギリシャ編)「医学の父・ヒポクラテスと古代食」…尾上 豊・右京裕子
・フランスより シャーリー・レン・プライス フランススタディツアー…高橋房江
・イタリアより イタリアのデメター農場見学レポート…手塚千史
・ベトナムより ベトナム香り紀行…ケミリー園子

☆Free Theme Article
・リフレクソロジーによる自律神経への作用についての研究報告…小笠原英晃
・大阪世界陸上2007 トップアスリートの強さと素顔に触れるボディケアセンター:香川・北欧4カ国合宿の舞台裏…神貴子
・ドイツ 修道院のハーブ:9世紀の僧侶シュトラーボから―12世紀の修道女ヒルデガルトまでを追って…豊泉真知子
・スポーツ現場におけるアロマセラピーの有効性を検証する:サイプレス精油を用いたトリートメントによる筋疲労の回復効果…山川ユミ
・植物の生命の源、水の健康を調査する:東京世田谷「等々力渓谷~多摩川」―みずとみどりの環境調査 …村上志緒

☆Report
・セミナーのノートから:コスモフェイシャルディプロマコース 第一期開講レポート…蛯名麻衣

☆Series
・巻頭言 病気のにおいと「臭診」への期待
・Ron Guba 先生のQ&Aシリーズ(2):二酸化炭素抽出(CO2)精油について その2…ロン グーバ
・緑のGarden Cityから(17):オーストラリアの持続可能性事業とガラス分類工場見学…古川玲子
・Voice of Therapist(12) :ハートフルなリフレクソロジストであり続けたい…荻野麻里さん
・Aromatopia Information Reference
・アロマセラピストとして独立するということ─アロマセラピストと経営者2つの立場から(6):人との関わりと大切さ…中村あづさ
・ハーブリサーチレビュー(043):ジャーマンカモミールは種々のヒト由来のガン細胞に対して抗ガン作用を有する…村上志緒
・快適妊婦のナチュラルバース(4):妊娠後期と冬の季節 出産に向けてのアプローチ…上野昌代
・aroma romantique 香りの文芸散策(16):香料のエキゾティズム─大陸横断紀行にみる香り…アイダミホコ