第11回 ~先手、先手で取り組む~ 新製品開発における 新・品質保証法の構築

和田 孝介 氏(元(株)資生堂ビューテック取締役社長)

 メーカーが業績を維持・発展させていくためには新製品開発が必要不可欠である。講演では、職場環境に即した新製品開発の発想方法を提示する。しかし、せっかく開発した新製品も、一度クレームが発生すると、またたく間に販売実績は低下する。クレームにはさまざまな種類があり、それぞれの要因を分析し先手管理することで、的確な対応策を見いだすことができる。また、クレーム再発防止を図るためには原因が究明出来る工程管理方法を確立することが必要である。このように、新製品開発と品質保証の充実は、メーカーにとって車の両輪である。 
 本講演では、新刊書籍『新製品開発における新・品質保証法の構築』の発売を記念し、この2つの最重要課題を軸に、書籍の内容をより深く紹介していただきます。

〈講演の主なコンテンツ〉
 業績の維持、向上には新製品開発は重要課題のひとつである。企画段階で、設計、試作、生産、物流、販売、苦情対応など点検、問題があれば先手管理で解決しておく必要がある。また、もうひとつの重要課題である品質保証は、自己完結型を主体としてサポート態勢を整えることが必要である。職場実態に合った新製品開発の発想法や、開発工程に共通する課題として、業務取り組み態勢、人材活用・育成、リーダーシップのあり方について考える。

1.新製品開発における取り組み課題
(1)開発方針の決定 (2)新製品開発の種類 (3)開発手順とその課題
(4)新製品開発の着眼点 (5)新製品開発実践的アイデア発想法
2.品質クレームの分類とその対応課題
(1)品質クレームの分類 (2)クレーム対応の問題点 (3)再発防止取り組み課題
3.製品品質クレームの実際とその分析
(1)再発する品質クレームの実際 (2)クレーム要因分析 (3)品質クレーム再発要因分析
4.クレームパターン分析
(1) クレームノイズ的分析 (2)製品行程ばらつき、ミス (3)製品安定性 (4)顧客品質
5.新製品品質保証法の構築
(1)品質保証体制について (2)先手管理品質保証法の構築 (3)品質保証システム検証
6.品質保証課題解決エピソード
(1)業務取り組み態勢 (2)人材育成、活用 (3)リーダーの責任、役割
(4)工程管理の勘所 (5)コミュニケーション