第8回 「乳液、クリームの処方設計の基礎を学ぶ」 (2012.7.24)

乳液、クリームの処方設計の基礎を学ぶ

久光 一誠 氏(久光工房代表取締役、化粧品開発コンサルタント)

 乳液、クリームは基本的には水生成分と油性成分を分散配合し界面活性剤で安定化させた処方です。本来混ざり合わない2相を長期間安定に分散混合させるためには、界面活性剤の選択はもちろん、他にも様々な工夫が必要になります。また、多くの要素が絡んでいるため、試作時や製造時にトラブルが起きやすい処方でもあります。
 近年、先進的で高度な乳化技術に関するセミナーは多くありますが、本セミナーでは、これから化粧品の処方開発に取り組もうと考えている企業、処方開発としての第一歩を踏み出したばかりの方や処方の開発が必要な原料メーカーの方に向けて教科書的な内容から実践上の問題まで、基本の「き」を解りやすく解説します。教科書を読んでも今一つ手が動かないという方がこのセミナーで乳液、クリームの処方設計を理解できるよう詳しく解説します。

〈講演の主なコンテンツ〉

 
1. 油性成分の種類
2. 界面活性剤の種類
3. 乳液・クリームの役割と構成
4. O/W乳化、W/O乳化
5. 乳化理論(HLB法、有機概念図法)と実際
6. 安定性を左右する要素
  ■ 凝集対策 ■ 合一対策 ■ 浮沈対策
7. 乳化法手法
  ■ 乳化装置の種類 ■ 水が先か油が先か ■ 高分子乳化
8. 乳化物の感触を左右する要素
  ■ 保湿剤、油、界面活性剤の種類と量 ■ 粒経による感触、外観変化
9. 乳液処方の基本骨格
10. クリーム処方の基本骨格
11. 各社の乳液・クリーム処方を比較する
12. 試作、製造においてよく起きる問題と対策
  ■ キャビテーション ■ 泡かみ ■ 分離 ■ 粒径制御

 

実践セミナー講師1

久光 一誠(ひさみつ いっせい)
1997年 東京理科大学大学院基礎工学研究科修了。博士(工学)。同年、(株)ファンケル入社。
同社化粧品研究所でスキンケア化粧品の開発を担当。
国際理容美容専門学校非常勤講師。東京工科大学実験講師。
㈲久光工房代表取締役、化粧品開発コンサルタント。