第6回 「新製品開発における品質保証とクレーム対応の課題」

新製品開発における品質保証とクレーム対応の課題 (2012.1.27)

和田 孝介 氏(元(株)資生堂ビューテック取締役社長)

 新製品開発を経営の最重要課題と位置付け、これに懸命に取り組むものの、時に思わぬ品質問題に直面し戸惑い、困惑することもある。
 この要因を調査してみると、
(1)新製品はあらかじめ発売月日が定められており、納期厳守が厳しく求められている。このため、品質確認に十分時間がとれないことがある。
(2)開発計画が遅れると生産部門にしわ寄せされ、生産体制が十分整わないうちに生産に入り、品質トラブルを発生させることがある。
(3)新機能を付加した時、設計品質に十分に落し込めず、クレーム発生の一因になる。
などである。
 これらの問題にどの様に取り組んだら良いか、過去の品質トラブル、クレームを調査、分析して実効ある品質保証のあり方を考察する。

〈講演の主なコンテンツ〉

1.企業業績と新製品開発について
(1)新製品売上げ推移 (2)新製品開発件数と企業業績 (3)混迷深める開発現場、その実態
2.新製品開発のヒントを探る
(1)ロングセラー商品の調査 (2)化粧品業界の動向調査 (3)実践的、新製品開発アイデア発想
3.新製品品質クレーム分析

(1)新製品クレーム発生件数と販売実績 (2)新製品クレームとその対応 (3)新製品品質クレーム要因分析 

4.新製品の品質問題について
(1)新製品の種類 (2)新製品開発特徴と品質問題 (3)新機能製品の品質確認試験法について
5.新製品開発、品質保証取り組みの課題
(1)新製品開発の仕組みについて (2)品質設計と製品検査について (3)製品開発者の官能検査識別力調査とその活用課題
6.まとめ
7.質疑応答、意見交換

 

実践セミナー講師1

和田 孝介(わだ たかすけ)
1961年(株)資生堂・化学研究所入社、1976年掛川工場香粧品課長、1985年大船工場技術調査室長、1988年本社生産技術部次長、1990年大船工場技術部長、1991~95年(株)資生堂 ビューテック取締役社長、1997年(株)資生堂 退社。
現在、香粧品の新製品開発、品質保証のあり方などについて研究、指導、研修などで活躍中。
著書:『香粧品官能検査の知恵』(幸書房 1998年)、『五感でつくるものづくり』(幸書房 2005年)、『新・香粧品開発の実際』(幸書房 2008年)