第12回 中医アロマセラピー─基礎と実践トリートメント

第12回 中医アロマセラピー─基礎と実践トリートメント─(2012.10.3)
講師 有藤文香氏(株式会社 Xiang代表)

    「中医アロマセラピー」は、東洋の中医学と西洋のアロマセラピーを融合した療法です。中医学の弁証論治で体質を細かく見極め、その方に最適な精油で、経絡トリートメントをし、徹底的なアフターケアで効果の持続をねらいます。通常のアロマセラピーの療法では、結果が出ず行き詰まっている方や、鍼灸に取り入れてみたいと考えている方、一人ひとりに合ったアプローチ法で確実に結果を出して、お客様や身近な人のトリートメントとして喜んでいただける施術法を身につけたいと考えている方に学んでいただきたいメソッドです。

講演レポート
講義風景

 今回のセミナーでは、有藤文香先生の提唱する「中医アロマセラピー」を中心に、中医学の考え方やトリートメントなどについてお話、実演いただきました。 
 前半は、まず、中医学の主軸である「全体観」についてお話いただきました。自然と深かかわりと持つ中医学では、気候と関連した「六淫の邪」や過度な感情の起伏を示す「七情」が病因とされています。次にその性質や症状、改善のため精油や生活養生法、食養生法について説明されました。また、実際のコンサルテーションでは、中医学の考え方(四診→弁証論治)を使ってクライアントの体質を見立てていき、五臓六腑の滞っている箇所に対応した精油や植物油を用いて、対応する経絡を刺激し全身のバランスを整える経絡トリートメントを行っていくそうです。 
 後半は、腕と足の12経絡にスポットを当てた経絡トリートメントのデモンストレーションが行われました。モデルさんの症状を「気虚で悪血」と見立て、『中薬大辞典』などの生薬学の理論から独自に見出された精油を使っていきました(今回はパチュリ、オレンジスイート、ローズオットーのブレンドでした)。 
 中医アロマセラピーは、「いかにライフスタイルを少しずつ改善していただけるか、そして、効果を実感、持続いただけるか」に重点をおき、アフターケアアドバイスをしっかり行っていくそうです。そして、自身のモットーである「家庭の中から医療を変えていく」ことで「未病先防」につなげていきたいともおっしゃっていました。その一つとして中医アロマセラピーを、施術や生活の中でぜひ活かしてほしいと、締めくくられました。