第11回 「学校アロマ」保健室から見た子供たちの実情とアロマによるケア

第11回 「学校アロマ」保健室から見た子供たちの実情とアロマによるケア(2012.8.2)
講師 高野友子氏(Aroma Vivace)

    • 講義 
        100年に一度と言われる不況や自然災害のため、近年世界中で不安な状態が続いています。加えて昨年の東日本大震災は、私たち日本人の心身のさらなるストレスとなりました。まだまだ先の見えない日々に大人たちは心を痛めていますが、子供たちも同様に不安を抱いています。25年間教壇から見ていた子供たちとは違った一面を今、私は保健室から見ています。それは教室や家庭では見せない子供たちのもう一つの姿のように思います。
       まずは、私が教育界からアロマの世界に足を向け、さらに「学校アロマ」や「保健室アロマ」をライフテーマとして活動に至った経緯をお話しながら、現代の子供たちの様子をお伝えしたいと思います。そして施術を受けた子供たちの変化や症例をご報告するとともに、なぜ今保健室アロマが必要なのかということをひとりでも多くの方に知っていただき、学校アロマ推進のご理解とご支援をいただければと思います。
    • 実技 
        保健室で実践している生徒のケア方法を、デモンストレーションします。アロマの芳香効果に加え「ふれあいアロマ」のさらなるすばらしさを体験してください。
       「ふれあいアロマ」には学校や保健室だけでなく、親子のコミュニケーション、また病人や高齢者の介護にも役立つヒントがたくさんあります。ぜひ体験、実感して、日々の生活に取り入れていただきたいと思います。 

講演レポート
講義風景

 「学校アロマ」とは、子供の心身の不調をアロマの力で少しでもケアしたいという思いから、元教師でいらっしゃるアロマセラピストの高野友子先生が始めた活動です。今回のセミナーでは、高野先生に実際に中学校で実践されている「学校アロマ」についてご講演いただきました。 
 前半は、子供たちの心や身体の現状、そして学校へのアロマテラピー導入の経緯についてお話いただきました。昨今、学校の保健室には、生活の乱れやストレスから自律神経のバランスが崩れ、身体の不調を訴える子供たちが多く訪れると言います。この現状から、ぜひとも学校でアロマケアを導入したいと考えた高野先生は、行動を起こし、現在は各学校の協力の下、保健室や教室でアロマケアを行っています。セミナーではさらに詳しい「学校アロマ」の導入過程やその方法やポイント、さらに学校でのセラピストの姿勢についてお話いただきました。 
 後半は、学校で使われている精油や基材の解説をし、ハンドマッサージジェルを制作、子供たちに行っているハンドマッサージやタッチングなども教授いただきました。 
 まだまだ一般的には認知度の低い活動ではありますが、その効果は目に見えてきています。さらに、アロマセラピストの社会進出の場としても今後も積極的に活動を行っていきたいと言う高野先生。先生のパワフルでユーモアのある講演は盛況のうちに終了しました。