第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010

第11回 アロマ・サイエンス・フォーラム2010(2010.10.1)

メイン・テーマ アロマルネッサンス:
匂い・香りのデジタル化による嗅覚情報通信技術の最先端のいま

(1)匂い・香りのデジタル化は技術革新にどのような変革をもたらすか

  • 匂い・香りのデジタル化は技術革新にどのような変革をもたらすか…(独)産業技術総合研究所関西センター尼崎事業所 佐藤孝明
  • 感覚相互作用を用いた匂い・香りのデジタル化と嗅覚情報通信の展望…東京大学大学院情報理工学系研究科 谷川智洋
  • メディアとしての匂い・香りの演出…慶応義塾大学理工学部情報工学科 岡田謙一
  • 味と匂いのセンシングとデジタル情報処理技術の開発…九州大学大学院システム情報科学研究院 都甲 潔
  • ◎特別講演◎
    ロ超臨場感通信と嗅覚技術…東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 廣瀬通孝

(2)匂い・香りの嗅覚ディスプレイ-メディアツールとしての可能性を探る

  • 匂いレシピの記録と再生…東京工業大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻 中本高道 
  • Smart Robot用匂いセンサシステムの開発…金沢工業大学工学部ロボティクス学科(高度材料科学研究開発センター兼任) 南戸秀仁
  • 映像表示における香りの効果と視覚・嗅覚一体型ディスプレイ…東海大学情報通信学部情報メディア学科 伴野 明
  • 多感覚インタラクションにおける香り提示の役割と技術…(独)情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルメディア研究センター超臨場感システムグループ 安藤広志 
講演レポート
講義風景

 特別講演「超臨場感通信と嗅覚技術」(東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬通孝)はじめ、セッション(1) 匂い・香りのデジタル化は技術革新にどのような変革をもたらすか(4題)、セッション(2) 匂い・香りの嗅覚ディスプレイーメディアツールとしての可能性(4題)、の計9講演で構成。特別講演の「超臨場感」では、羽田空港でのデジタルパブリックアート展で、嗅覚ディスプレイとHMDの組みこまれた望遠鏡を用いて空港ロビー内のチョコレート店を見つけ出すというメディアアート作品などが紹介された。これは望遠鏡の操作によってチョコレートの匂いを感じることができる。また、嗅覚と視覚を変化させることで味覚を変化させたり、他感覚との相互関係において、ある感覚を疑似的に表現する技術が注目を集めていることにも触れられ、聴衆を惹きつけた。 
 匂い・香りのデジタル化技術の進歩と夢のシステムの発明により、五感系の情報通信は飛躍的に発展するであろう。本日のフォーラムが、デジタル化時代の先駆けになることを期待したい。