第55回「中世の占星医術とアロマティックス」

第55回「中世の占星医術とアロマティックス」(2015.5.15)
講師:バーグ文子 先生 ロンドン・スクール・オブ・アロマテラピー(LSA) 日本校校長 

 科学が発達する前の世界では薬用植物や芳香植物、精油が病気の治療に主要な役割を担っていました。そしてMRI や血液検査などの洗練された診断技術や細菌学もなかった時代は、大宇宙(外界)と小宇宙(自分自身)との関係性を重視して人を観察し、自然の物質を使って治療をして来ました。17世紀の医師ニコラス・カルペパーが著述した本「カルペパーズ・コンプリート・ハーバル」と「イングリッシュ・フィジシャン(英国の医師)」を元に、どのようにアロマティックス(芳香植物や精油)を用いたかを紹介します。病状だけでなく、自分自身の持って生まれた体質や気質を考慮するヒポクラテスの説いた四体液説とホリズムを踏襲する方法です。また、チャートを元にした精油のブレンドを実際のセラピーに取り入れる方法を数例ケーススタディーとして取り上げます。初心者の方でも取り入れやすく説明し、ワンダ・セラー氏の「メディカル・アストロロジー」が難しいと思われる方には、良い導入講座になります。
*中世の世界観と占星術 *ニコラス・カルペパーについて *四体液質とアロマティックスのつながり *天体、サイン(星座)とアロマティックスのつながり *占星術チャート(ネイタル・チャートとデカンビチュア・チャート)*ケーススタディー 
(専門領域:アロマテラピー・占星術・中世植物誌)