第46回「エビデンスに基づく精油の鎮痛作用を検証する~やさしい「アロマセラピー…

第46回「エビデンスに基づく精油の鎮痛作用を検証する~やさしい「アロマセラピー研究」解説講座~」(2013.11.27)
講師:桑波田 日香里 先生 博士・薬学/薬剤師/IFA主任講師/IFA正会員アロマセラピスト

 痛みは、健康と快適な生活のために、人類がもっとも克服を願った症状の一つで、モルヒネの発見をはじめとして様々な努力がなされてきました。しかし今なお、痛みの克服に向けた戦いは続いていると言ってよいでしょう。これまで、疼痛の緩和・軽減のための手段として、薬物療法や外科的処置を含めて様々な対応がなされてきた中で、近年は特にがん患者に対して緩和ケアの補完療法の一つとして、アロマセラピーマッサージが積極的に実践されています。しかしながら、薬理学的検証を含めた科学的なエビデンスの蓄積が十分とは言い難く、精油の疼痛緩和作用に対する明確な根拠が示されているわけではありません。そこで,多彩な可能性をもつアロマセラピーの価値がより確かなものとなり、さらに普及していくために、アロマセラピーの疼痛緩和作用に着目し科学的な根拠を示すために行った最新の研究について、現役のアロマセラピストとしての見解も加えて、わかりやすくお話しします。
(専門領域:痛み/精油の鎮痛効果/アロマセラピー)