第37回「ニンニクの香りと機能性─肥満・メタボリックシンドロームなどを中心とし…

第37回「ニンニクの香りと機能性─肥満・メタボリックシンドロームなどを中心として(2012.4.27)
講師:関 泰一郎 先生 日本大学生物資源科学部教授  

 ニンニクやタマネギなどの香味野菜は、食品に独特の風味を与えるのみならず摂取後消化管を経て体内で発揮される様々な機能性が注目されています。これらの機能性を担っている香気成分は、硫黄を含む物質であり、微生物や昆虫などの植物体への侵入、さらには動物による捕食に対する自己防衛手段として、これらの植物が獲得したものと考えられています。私たちの研究グループは、ガーリック(Allium sativum L.)の香気成分の機能性について研究を行ってきました。本セミナーでは、ガーリックの調理や加工による香気成分の生成機構、生成される香気成分の構造、その機能性についてわかりやすく解説いたします。特に生活習慣病やメタボリックシンドロームに対する効果に着目し、抗肥満、脂質代謝改善効果、抗血栓、抗がん作用を中心に、ガーリック由来の香気成分の機能性の概要と作用機構について紹介いたします。
(専門領域:栄養科学、分子細胞生物学)