第35回「最近の脳研究から匂いの脳活動はどこまで解明されたか」

第35回「最近の脳研究から匂いの脳活動はどこまで解明されたか(2011.12.12)
講師:外池光雄 先生 藍野大学医療保健学部臨床工学科教授  

 4人に1人が高齢者というような超高齢化社会に突入した現在の我が国では、医療、健康、福祉がたいへん重要な課題となっており、脳への関心も高まって来ています。また、これに伴って匂いが脳でどのように処理され、如何なる影響を及ぼしているかを具体的に知りたいという要望が各方面から寄せられています。
 そこで本講演では、世界の「脳科学」研究全体のこれまでの経緯と最前線の話題を分かり易く紹介し、特に、「最近の脳研究で匂いの脳活動がどこまで解明されているか」について解説します。特に講演者が永年に渡って関わって来た脳波、脳磁図、fMRIのような高度先端計測技術を用いた研究の紹介、匂いの脳活動で最近明らかになったこと、現状の課題、今後の匂い計測の展望と産業応用などについて、新しい知見を交えて詳しく講演します。
(専門領域:生体医工学(Medical Engineering)分野、脳科学(Brain Science)分野。特に、匂いと味の脳計測・評価法、脳波・脳磁図・fMRI等の非侵襲計測研究、最近では「五感の感覚の脳内統合機能の研究」に従事。)