第16回「脳は香りにどのように反応するか─その作用を測る」

第16回「脳は香りにどのように反応するか─その作用を測る」(2008.10.28)
講師:外池光雄/千葉大学大学院工学研究科メディカルシステムコース

 香りには人によって好き嫌いがあったり、特定の香りで突然昔の記憶や情景を想いだすことがあります。香りによって働くと思われる脳のいろいろなメカニズムはまだよく分かっていないことが多いのです。
 それを少しずつ解きほぐしてゆくことが大切ですが、それらをしらべてゆく方法は、脳波に加え近年かなり進んできました。匂いや香りに対する脳の反応を計測する代表的な手法をできるだけわかりやすく紹介します。その結果最近明らかになってきたこと、そして香りが果たしている重要な役割、さらに香りの有用性について解説します。そしてこれらの生体反応が将来どのようなことに応用できるのか、その可能性についても述べます。(専門領域:情報工学・脳科学)