第58回「植物アロマが織りなす生き物のコミュニケーション」(2015.12.4)

第58回 図書館セミナー(2015.12.4)
「植物アロマが織りなす生き物のコミュニケーション」

講師:有村源一郎 先生(東京理科大学基礎工学部生物工学科) 

 講師写真
 植物が生産するアロマは、植物が自身の防御力を高め、さらに多様な環境の変化に適応するための重要な役割を担う。特に害虫に食害された植物では、害虫の天敵を呼び寄せるための匂いが大気中に放出される一方、近くの健全な植物はこれらの匂いを「立ち聞き」することで、害虫に攻撃される前に自らを守る能力を身につけている。本講演では、このような生物のコミュニケーションツールとして多彩な機能をもつ植物アロマに注目して、「生き物のつながりと多様性」を理解するための基礎研究、安心・安全な作物生産につながるアグリバイオ技術における活用、健康促進や薬理効果が期待されるメディカル・アロマ植物の開発についての研究成果について紹介したい。(専門領域:植物の分子生態学)

 

●略 歴●

広島大学理学部卒業

現職:東京理科大学基礎工学部生物工学科 准教授

著書:「植物アロマサイエンスの最前線 植物はなぜ香りを発するのか」(フレグランスジャーナル社発行)有村源一郎、矢崎一史、高林純示、川北篤(2014)

 

 

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