橘の香り

(香り選書 9)

古代日本人が愛した香りの植物

橘の香り

香りの考古学として橘を取り上げ私たちの先祖が香りや嗅覚をどのように捉えていたのか考察。香気成分の分析や作用の研究も紹介

著者 吉武 利文
ジャンル 書籍 > 香り
電子書籍
カテゴリ > 植物の香り
シリーズ 香り選書
出版年月日 2009/03/01
ISBN 9784894791541
判型・ページ数 B6・168ページ
定価 1,540円(本体1,400円+税)

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目次

1. 橘の分類
2. 橘の香り成分
3. 橘の機能性成分の特徴
4. 生薬としての橘
5. 神話に登場する橘
6.「たちばな」ということば(言霊)
7. 歌によまれた橘
8. 八幡神社と橘
9. 人名としての橘(橘とかかわる人)
10. デザインとしての橘
11. 秦氏と橘
12. 橘の香りの環境演出事例
13. 橘の香りによるまちづくり
14. 今橘が甦る

内容説明

橘(たちばな)を通して日本文化、魂の故郷の再発見。たとえばお正月の鏡餅の上に何故ミカンを置くのか。右近の橘、 左近の桜にはどのような意味があるのか。本書は、このような何 気ない日本の伝承にもとても大切な意味が込められていることを解き明かします。 橘は、沖縄に産するシークァシャーと並んで、日本原産の柑橘種です。古代日本人は「トキジクノカグノコノミ」(永遠に香っている果実)と呼び、大変神聖視してきました。著者は橘のフィールドワークを通して、日本文化に深く関わる橘の伝承を調査し、古代日本人の世界観や宗教観に、嗅覚的なことがどのように関わっているかを考察しています。それは橘による香りの民俗学ともいえるものであり、このような嗅覚的な面からのアプローチは、本書がはじめての試みといえます。

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