妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピー
マタニティケアにアロマセラピーを取り入れるにあたって
科学と技巧/教育とトレーニング ほか
第2章
精油の抽出・品質・保管
植物からの精油抽出法/精油の品質・解析・保管
第3章
精油の特性と成分
化学的性質/精油の成分
第4章
アロマセラピーに関連する解剖学と生理学
薬物動態学/嗅覚の生理学/皮膚の解剖学とタッチの生理学/呼吸の生理学 ほか
第5章
妊娠と出産における精油の安全性
光毒性/皮膚毒性/経口毒性/発ガン性/催奇形性と変異原性/堕胎作用と通経作用のある精油/妊娠中の母体に好ましくない作用をもつ精油/健康と安全の問題 ほか
第6章
精油の適用
経皮的適応:マッサージ/経皮的適応:水を媒体にする/呼吸器経由の適用/精油のブレンド法
第7章
マタニティケアに精油を使う
分娩の誘発と促進/吐き気と嘔吐/乳房のケア/帝王切開/陣痛の緩和/受胎前のケアと不妊症/ストレスと不安感/膣感染症/静脈瘤 ほか
第8章
マタニティケアと精油一覧
イランイラン/パチュリ/オレンジ(スイート)/プチグレン/カモミール/ブラックペッパー/クラリセージ/フランキンセンス/グレープフルーツ ほか
本書は、女性として最も配慮すべき時期のマタニティケアとして、助産師やアロマセラピストがアロマセラピーを安全かつ的確に用いることを目的として執筆されました。この時期の女性の体の解剖学と生理学、精油の安全性等をはじめ、体調や症状に適したケアとしてのマッサージや指圧など、妊娠・出産時のアロマセラピーについて、総合的に紹介しています。大学で教鞭をとる著者の経験と科学的根拠に基づいて記された有用な一冊です。